留学で伸ばすことになった髪
22歳くらいまで、僕はずっと坊主でした。
好きやったし、楽やったし、それで特に困ることもなかったので。
その頃、半年間の語学留学を決めて渡航しました。
その時にバリカンを持っていくのを忘れ、
向こうで買えばええやろと思っとったけど、結局買わずにそのまま伸ばすことに。
人生でちゃんと髪を伸ばしたのは、あの時がほぼ初めてやったと思います。
最初はただのイメチェンくらいの感覚でした。
まさかあんな気づき方するとは思わなかったですけど。
異国の寮母の一言
留学生の友達は、何も言ってきません。
多分気を遣っとったんやと思います。
でもある日、寮の管理しとるおばちゃんが、俺の後ろに立って、
頭頂部を見ながら英語で言うた。
「Bald head」「ここ禿げとるがね」みたいな感じ。
笑いながら、普通に。
悪気はなかったんやと思います。
でも、あの時は喰らいました。
その瞬間、笑うしかなかった。
まさか海外で、そんな形で言われるとは思わんかった。
あの時からです。
隠したい、って強く思い始めたのは。
隠すことに必死やった時期
それからは、とにかく帽子を被らないときはなかったです。
もう振り散らかすくらい帽子かぶりよった。
外出る時は絶対被るし
寮の共用スペースでも。
風強い日はハゲ散らかすので嫌でした。
上から見られるのも嫌やし
半分、もう諦めかけとったんやと思います。
「まあしゃあないか」って。
でも本音は治したいなあってめっちゃ思ってました。
めちゃくちゃ気になり始めました。
なんで俺なん
禿げる人生になってしまったんかと思い始めた。
世の中をよく見たら意外と禿げてる人は少なく見える(ハゲ目線)。
僕はイケメンでもないし、背も高くないし、全部が普通。
でもそれでええと思ってたんですけど、
普通だったので。
なのに、頭だけは納得いかんかった。
ハゲとったらめちゃくちゃ印象ハゲやんて。
頭頂部だけやけん、なんとか隠せはしますけど。
だから余計に忘れようとしよった。
見んかったら無かったことになる気がして。
でも、調べよった
隠しながらも、スマホでは調べよった。
「若ハゲ 治る?」
「AGA 何歳から」
「日本 クリニック 費用」
留学先で、日本のクリニックを普通に検索しよった。
本気で行く気やったかは分かりませんが
気にしてないフリしながら、めちゃくちゃ気にしとった。
あの時、もう始まっとったんやと思います。
俺のAGAとの向き合いは。

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